【サンジェルマン 岡谷店】パンの香りに包まれた岡谷愛 ー 店長が語る、街と人と未来
パンの香りに包まれた岡谷愛 ー 店長が語る、街と人と未来
サンジェルマン 岡谷店
概要
| 事業内容 | パン屋さん |
|---|---|
| 営業時間 | 10:00~19:00(ラストオーダー18:00) |
| インタビュー | 店長 有賀 利恵子さん |
【店舗概要】
岡谷市中央町のイルフプラザ1階に店舗を構える「サンジェルマン岡谷店」。焼きたてのパンをはじめ、豊富な種類の商品が並び、気軽に立ち寄れるパン屋さんです。店内にはイートインスペースもあり、購入したパンをその場で味わうことも、テイクアウトして楽しむこともできます。
人気商品の「発酵バターの塩パン あんバター」は、バターの塩味とあんこの甘味が絶妙な一品です。
【有賀さん】
生まれ育った岡谷市への深い愛情を胸に、パンを通じてお客様との繋がりを大切にし、さらにはイルフプラザ店舗会会長として岡谷の街づくりにも携わっていらっしゃいます。今回は、そんな有賀店長に、お店のこと、岡谷のこと、そして未来への想いについてお話を伺いました。
Q:サンジェルマン岡谷店で有賀店長が目指すお店の姿を教えてください。
有賀店長:「地域の方々に「あそこへ行くとおいしいパンが食べられるよね」と言ってもらえるような地域一番店を目指してきました。同時に「接客もいいよね」「明るくて楽しいよね」と言っていただけるお店にしたいと思っています。」
良い商品を揃え、品質にこだわることにも力を入れています。有賀店長が働き始めた頃に出会った店長さんが、品質にとてもこだわる方で、その方から教わったことが今も有賀店長の大切な指針となっています。
Q:お客様と日々接する中で、どのような距離感ややりとりを心がけていらっしゃいますか?
有賀店長:「距離は近いと感じています。お客様が笑顔になるような温かい雰囲気づくりを心がけていて、私たちから声をかけることもありますが、お客様の方から声をかけてくださることも多いです。会話をしながら接客している感覚ですね。岡谷の方はお話し好きな方が多く、一人暮らしのお客様の中には「買い物ついでに少し話したい」という方もいらっしゃり、会話を楽しみに来店してくれる方もいるんです。」
後日来店されたお客様から「あの時はありがとうございました」と声をかけていただくこともあるそうです。感謝の言葉を直接いただけることが何より嬉しいと、有賀店長は話します。
お客様との会話が愛される理由の一つかもしれません。
Q:サンジェルマン岡谷店でいちばん人気のメニューと、有賀店長が特にお好きなパンについて教えていただけますか?
有賀店長:「今一番人気なのは、塩パンの間にあんことバターが入った商品で、ずっと不動のナンバーワンです。あとは、新商品も人気があります。毎月いろいろな商品を出しているので、試しに買ってくださる方もいます。でも最後は「やっぱり私はこれがいいわ」と定番商品に戻ってくる方も多いですね。
有賀店長:「私のおすすめは、大粒のピーナッツが入ったクリームが挟まったピーナッツのパンです。食パンでは、昔からの定番”エクセルブラン”の新バージョンとして登場した”リッシュブラン”がお気に入りで、売り上げでもエクセルブランを超えるほどの人気なんですよ。」
新商品は定期的に登場し、以前は月初めにまとめて3商品が展開されていましたが、現在は月の初め・中頃・終わりと、タイミングを分けて少しずつ発売されています。季節限定の商品も多く、お客様にとって来店のたびに新しい楽しみがあります。
「ごぼうのパンが好きだったのに終わっちゃったの?」と惜しむ声が聞かれることもあるようです。季節が変わると枝豆の商品など、その時期ならではの味わいが登場します。季節と共に移ろうラインナップも、パン屋さんのおもしろさですね。
Q:イルフプラザ内の他のお店との連携について教えてください。
有賀店長:「お店同士は、本当に仲が良いと感じています。お互いのチラシを置かせてもらったり、「これ配ってもらえますか?」とお願いし合ったりと、日頃からみんなで協力しながらお店を運営しています。こうした横の繋がりや助け合いの精神は、他の商業施設にはあまりない、イルフプラザならではの絆だと感じています。」
Q:今後、岡谷の街づくりにおいて、イルフプラザをどのような場所にしていきたいとお考えですか?
有賀店長:「もっと地域の方々が街に出てきてくれるようになるといいなと思っています。でも普段はなかなか街中まで出てこられない方も多いんですよね。やっぱり車社会ですし、大型店もたくさんありますから。だから私は、大型商業施設と競争するというよりも、共存できる街づくりが必要だと思っているんです。」
大型店は一か所で全て買い物ができ、雨の日でも濡れずに済む便利さがある一方、イルフプラザは広すぎず、足が悪い方にも利用しやすいという強みがあります。そんなイルフプラザだからこそできる取り組みとして、最近は塗り絵イベントをはじめ、参加型のイベントや季節ごとのイベントが積極的に開催されています。
有賀店長:「子どもたちが塗り絵をして、その子たちが大人になった時に「あそこにあんなビルがあったよね」と思い出してもらえたら嬉しいなと思うんです。ここだからできることはあると思っています。それぞれのお店が元気なら、岡谷の街全体も元気になると思っています。」
Q:イルフプラザ店舗会会長として、どのような活動をされていますか?
有賀店長:「店舗会はイルフプラザの装飾やイベント運営を担当しています。担当のスタッフが企画して、みんなで準備し声をかけあって進めています。最近はイベントも増えて、正直かなり忙しいです(笑)。でも、その分お客様もたくさん来てくださいますし、さまざまな声も聞けるので、やりがいを感じています。」
また、”イルフプラザ”という名前を知ってもらうためにも大切な取り組みです。以前は「東急のパン屋さん」と呼ばれることが多く、東急がなくなってからもしばらくはそう呼ばれていたそうです。しかし最近ようやく「イルフプラザ」と言っていただけることが増えてきたといいます。
有賀店長:「この前もみんなでその話をしていて、とても嬉しかったですね。地道に活動を続けてきた結果なのかなと思います。」
Q:岡谷で生まれ育ち、一度東京での生活を経験された有賀さんが感じる、岡谷の好きなところや魅力について教えてください。
有賀店長:「私は海が好きですが、長野県には海がないので、諏訪湖で我慢しています(笑)。でも水辺を見ていると落ち着きますし、昔、嫌なことがあると諏訪湖へ行っていましたね。東京から帰ってくる時も、諏訪湖が見えると「ああ、帰ってきたな」とホッとしました。娘たちが小さい頃は、よくやまびこ公園にも行きました。自然が豊かで、時間がゆったり流れている感じが岡谷の魅力だと思います。」